【ゼロ戦操縦士の廟】台湾一周旅その七:台南の廟で大空の侍に・・

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台南の安平から路上で捕まえたタクシーで移動。目的地は飛虎将軍廟

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飛虎将軍廟という寺院に到着。安平からタクシーで20-30分程度。250元であった。

門構えには思いっきり日本語で日本のみなさんようこそ参拝においでくださいましたと歓迎する文字が躍る。

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中には台湾の国旗, 日本の国旗, そして旭日旗がふんだんに使われていて不思議な気分。 

祭られているのは杉浦茂峰というゼロ戦操縦士であった。

どうやら彼が米軍との戦闘で撃墜された際にそのまま墜落すればゼロ戦が街中に突っ込んでしまうため, すぐにパラシュートで脱出せず, 命を犠牲にしてまで軌道を変えたうえで亡くなったことがこのお寺で祀られている由縁のようだ。

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日本からは色々な方が参拝に訪れているようだ。

アニメチックに描かれた肖像画も展示されているのが面白い。

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東日本大震災での協力の感謝状もあった。あの時の台湾の助けは二度と日本人の記憶から消えることはないだろう。 

この後近くのバス停からバスで台南駅へ戻ろうとするものの, 結局出発予定時間になっても来ず, しかも指定された場所に待機していたものの, バス停の表示があるわけでもなく合っているのかどうかがそもそも分からない。

来るかも分からないものをひたすら待つのに耐え切れずに再びタクシーを使って台南駅へと移動した。200元。

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新幹線の台南駅は遠いので次の目的地である台中には台鉄での移動である。 

少しノスタルジックな雰囲気の改札売り場でチケットを購入して台中へと向かう。

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台南から台中までは特急で363元。

指定席ではなく自由席にしたら, 車内が混雑していて座る場所がなかった。仕方がなく車両の間の通路区間に座っていた。

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台中駅に無事到着。 

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現代アートのようなものが沢山あって面白い駅。

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現代的なオブジェがあったりと駅自体の建築デザインも奇抜で面白い駅だ。

この後台中を色々散策して感じるのは台中における若い世代のエネルギー。台湾の他の町はどこかノスタルジーを感じさせる部分が多いのだがこの街は前衛芸術などむしろ新しいものに挑戦しようとしているものを多く感じられる。心なしか街中を歩いている人々の平均年齢も若い気がしたのだが、統計的にも住民が増え続けて、居住人口で伝統的に台湾第二の都市として知られてきた高雄を追い抜いたそうだ。

https://www.ys-consulting.com.tw/news/71805.html
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さてここから郊外の虹の村へと向かう。そのためには駅近くのバス停へ。

その途中以前の記事で紹介した台糖のガソリンスタンドを発見した。製糖企業がガソリンスタンドまで経営するとはおそろしく手広く事業を手掛けている企業で感心してしまった。