【チェンライと国境地帯】北部インドシナ半島縦断その4:少数民族文化の窓口

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バンコクからチェンマイまで鉄道で来たが, チェンマイのバスターミナルにてチケットを購入して更に北部国境付近の町であるチェンライへバス移動。

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GREEN BUSというバス会社のチケットを購入。

他にも色々な場所へ出ているがプーケット等の超長距離路線もある。

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途中では小さな屋台を見かけたり旅情を味わいつつまだまだ明るいうちにチェンライへ到着。

小さな町なのでバスターミナルからは歩いて中心部のホテルまで歩く。辺境地の山岳地帯らしく上座仏教が多数のタイでは珍しい立派な教会もあった。この辺りの山岳部では民族の違い等からキリスト教徒も少なくない。

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そして名物の時計塔。ラーンナータイ様式の豪華な建築だ。時計塔を中心としてラウンダバウトとなっているが, 車が衝突したりする事故はないのだろうかと心配になってしまう。

そして山岳少数民族博物館へ行く。少数民族文化に関する展示があるのは当然だが, やはりアヘン関連の展示が非常に多い。この辺りのミャンマー・タイ・ラオス国境地帯はゴールデントライアングルと呼ばれかつて世界の一大アヘン生産地域として名を馳せた。そして近年はそれを撲滅するための闘いの歴史でもあるのだ。

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中にはベトナム戦争CIAによるアヘンとの関わりまで記述されており非常に興味深い。博物館が小さいながらも見応えがあったので, 出た頃には陽も暮れていた。

夜の町を散策する。昼間にみた時計塔もエレクトリカルパレードのごとく音楽にあわせて様々な色で次々とライトアップされてゆく。毎日決められたら時間になると始まるようで訪れた旅行者が周りに集まって屋台のご飯を食べたりしながら見物している。

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そして近くにはローカルマーケットもあるがこれは屋台の数も少なく寂しい雰囲気であった。

ところがバスターミナル付近にあるナイトマーケットでは民族衣装っぽい格好で民族舞踊をステージで踊り子が舞っていたり観光客や地元の人を含む様々な人々が行き交っていたりと活気ある雰囲気。

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ここにあったカフェもなかなかの味で良かった。首都から遠く離れていけばいくほど, どんどん民族文化が色濃くなってくるような気がした。

いよいよ翌朝は更なる秘境を目指して国境地帯を目指す。