ドバイ万博において数々のパビリオンを巡ったが2021年3月に遂に万博が閉幕した。
これを機に訪れた個人的な感想・印象をもとに様々な側面毎にランキングをつけてみた。なおテーマ型パビリオン(サステイナビリティ・モビリティ・オポチュニティーパビリオン)は除外とする。
規模度
最初はパビリオンの大きさ。これは断トツで地元が強くUAEと盟友で隣国のサウジアラビアがトップツー。それをドローンショーを開催した中国をはじめとしたアジアが追う構造だ。
1.UAE
2.サウジアラビア
3.中国
4.タイ
人気
行列必至の人気パビリオンでは館内が人だらけの上に長時間行列が形成される。こちらもやはり中東アラブ圏の地元が強い他、質の高いヨーロッパやUAEに出稼ぎで来ている居住者が多い南アジア系も強い。
1.UAE
2.ドイツ
3.サウジアラビア
4.インド
5.エジプト
6.パキスタン
7.クウェート
8.イタリア
9.ロシア
食事賞
自分の舌の好みが多分に含まれるジャッジだが一位はなんといってもスシローを出展させた日本館。日本館にサーモン料理を出すノルウェーをはじめとしたヨーロッパ勢が続く構造。ここに記載されたもの以外にもミシュランに掲載されるレストランが出展していたようだが食べずじまいであった。
1.日本(寿司)
2.ノルウェー(ワッフル)
3.フランス(カフェ・ベーカリー)
4.ベルギー(ワッフル)
中身の展示の質
展示の中身が良かったのは意外にもアジア系。体験型の日本館、遊びながら楽しめるエミレーツ航空館、テーマパークにあっても良さそうなアトラクションのタイ館、そして美しく印象的でメッセージ性のあるショーを見せたカザフスタン館。
1.カザフスタン
2.タイ
3.日本
4.エミレーツ航空
注目度
政治的な意味で大注目だったのはやはりニュースに出てくるような国が多い。特に国交を樹立したばかりのイスラエルの第一位。当時タリバン政権が樹立されたばかりのアフガンや戦時下にある国々が続く。
1.イスラエル
2.アフガニスタン
3.パレスチナ
4.イエメン
5.南スーダン
6.ウクライナ
7.ロシア
デザイン・美しさ
森をイメージしたシンガポール館、斜めの屋根の奇抜なデザインなサウジアラビア館、ファルコンをイメージした純白のUAE館、スタイリッシュなエミレーツ航空館やフランス館、インパクトのあるアメリカ館やDP world館、シックで伝統的で大人なデザインのパレスチナ館とモダンなイスラエル館がランクイン。
1.シンガポール
2.サウジアラビア
3.エミレーツ航空
4.フランス
5.パレスチナ
6.USA
7.UAE
8・DP world
9.イスラエル
アイディア賞
奇抜なアイディアで勝負したパビリオンのランキング。館内を全面的に水浸しにしたブラジル館、エレベーターで高く高く昇りそこからスロープで徐々に降りていきながら見て回る展示方法のモロッコ館、デバイスを渡されて自分だけのアバターを作る日本館、ディスコクラブのような展示方法のイスラエル館、ゲームセンターのようなエミレーツ航空館、巨大な人間の脳を再現したロシア館がランクイン。
1.ブラジル
2.日本
3.モロッコ
4.イスラエル
5.エミレーツ航空
6.ロシア
総合
そして最後は総合ランキングでトップ10。10位は美しい外観の建物を出展した韓国館、中でやるK-popショーも良かった。9位には巨大な人間の脳を模したものに映像を投影してショーを実施したロシア館、8位にはライド方式のような展示方法で宇宙に関する展示をしたアメリカ館、7位には巨大な人口の滝のようなものを作ったDP world館、6位には森をイメージした設計でいるだけで爽快な気分になるシンガポール館、5位にはゲームセンターのように楽しむことができるエミレーツ航空館、4位には体験型の日本館、3位には巨大なパビリオンで長く楽しむことのできるサウジアラビア館、2位にはテーマパークにもありそうな自分が飛行している気分にもなれるタイ館、そして栄えある第一位には伝統的なバレエとAI・ロボット技術という伝統文化と最新技術を融合させたダンスを披露したカザフスタン館が優勝であった。
1.カザフスタン
2.タイ
3.サウジアラビア
4.日本
5.エミレーツ航空
6.シンガポール
7.DP world
8.アメリカ
9.ロシア
10.韓国