UAE一周旅。ドバイ・シャルジャエリアから東海岸へと向かう。



道の途中にあった立派なモスク。こちらはシャルジャ首長国内に位置しており、UAEでは珍しいトルコ風建築のモスクとなっている。



郊外の辺鄙な場所にあるモスクだが、参拝者は結構来ていた。建物内に入るのは遠慮しておく。



国土を横断して東海岸へと向かう。
平坦な道が続くと思いきや、途中にはオマーンから連なるオマーン山脈を越える山道となっている。




そして山を下るとフジャイラ首長国の町フジャイラへと辿り着く。


工事中ということもあろうが、他の首長国とは異なり、街の中心部でもインフラがかなり怪しい状態。


UAEはもちろん砂漠の国なのだが、排水設備が整っていないため一度大雨が降ると洪水が起きたりもする。ここフジャイラも過去にそうした洪水被害の発生した場所である。
写真はないがフジャイラの海岸沿いには出荷用の原油タンクが沢山並ぶ。UAEからするとアブダビやドバイのある西海岸ではなくフジャイラの東海岸側からだとホルムズ海峡の一番狭いエリアを迂回して原油タンカーへ出荷することができる。



フジャイラから少し北上して同じく東海岸側のKhorfakkanの町へとやってきた。
こちらはフジャイラ首長国ではなく、シャルジャ首長国に属する町である。


大学や官公庁が集まる閑静なエリアを抜けて隣町へとやってきた。



この辺りはUAE内にも関わらずオマーンの飛び地が存在する。


整備されたオマーンの道路。


舗装された道路が続くかと思いきや、まさかの舗装路が途切れる。ここに国境があってUAE側の道路は未整備だったようだ。勢い余ってオフロードへと飛び出してしまった。



折り返してUAE内にあるオマーンの飛び地内にあるUAEの飛び地(つまりドーナツ型の飛び地)へと向かう。



オマーンの飛び地マダから更にその中にあるUAEの飛び地ナワへ。見渡してもたいして大きな建物はなく、住人らしき人はちらほら見かける程度だ。町というよりも村程度の規模感だ。



飛び地の中に更に飛び地がドーナツ状の二重構造を形成するという世界的にも珍しい形態の国境だ。とはいえ、交通に関しては何の規制もなく普通に通行できる。




ここから先UAE内陸部へと進む道はオフロードとなっていた。今回は普通のセダンで来たため、ここで引き返すものの、後日オフロードカーを入手して再訪した時にはここから先へも向かった。
その際に遭遇した岩の洞窟。人が何人も入れるような大きさだ。


洞窟の先にるShees parkという公園。滝もあって綺麗に整備されていた。


さてKhoffakkanへと戻り、ビーチへ。



砂浜はかなり長い海岸線。向こうには港湾も見える。



ビーチ沿いにはカフェも集まっている。



Khorfakkanから数km北上。


アルビディヤという小さな町にある遺跡。砦のように見えるが、ここはUAEでも最古のモスクとされるAl Bidya Mosque。



沈みゆく夕日が美しい。




帰り道は珍しく大雨に遭遇。乾燥地帯で水捌けの悪いUAEのインフラは一度大雨が降ると溜まった水で交通が麻痺してしまうのだった。

