コレヒドール島からマニラへと戻り, クラークへと移動する。
前夜の反省から交通渋滞を避けるために鉄道を使用。タフト・アベニューという始点・終点駅から乗り込む。
が, こちらももの凄い人だかりであった。


駅の混雑の中で長い行列に並びチケットを購入。72ペソ。
友達と会話しながらグループで待てないほどの混雑(と日本の通勤電車のような殺気)だったため自分が代表して人数分を購入した。あからさまに観光客然としているとスリに狙われるかもしれないのである程度周囲を気にしながら平然を装いつつ購入。



無事に切符を通して改札を通り抜けるも, 更にホームまで移動する間が渋滞になっていた。
もはや平日のマニラの通勤時間帯は道路も鉄道も死ぬほどの混雑だ。


人だかりを制御するため駅員がロープを使って物理的に人が線路に落ちたりしないよう制御している。
この駅員が人の流れを上手くコントロールしていた。


意外だったのは電車の中。始発という事もあるだろうが, ホームの混雑から想像するに満員電車になると思っていたものの意外にもちょっと混んでる気味程度であった。おそらく駅員が搭乗者数を制御しているおかげであろう。


無事に目的の駅へと到着。場所はバスターミナルのあるクバオ駅。


バスの発着場へと移動。
この辺りはスリも出るという事前情報だったので写真等は撮らずに早足でバスまで移動した。
バスの中まで売りに来た物売りからピーナッツを購入。塩味強めで上手い。色んな物売りが出発待ちのバスの中までやってきたが, インドネシアやタイでも見られたアジアでは定番の光景だ。


この多数の穴があいたバスチケットがフィリピン流だ。141ペソ。


アンヘレスことクラークへと到着。
バスターミナルに溜まっている運転手と交渉してトライシクルというサイドカーバイクに搭乗。 200ペソ。


これで街へと移動する。
他にもフィリピン定番のジプニーなどで移動する方法があるようだ。

アンヘレスの繁華街。
かつて米軍が基地をおいたこの街は米軍兵の遊び場となっていて, 特にベトナム戦争時代は沢山の兵士達が戦場に送られる前に気っ風よく派手な金遣いをして有名だったとか。


通りを抜けるとよく分かるのが韓国系の店が多いという事。フィリピンは韓国人観光客が非常に多い国であることに起因するようだが, 半分はコリアンタウンのような雰囲気になっていて, そこまで強い繋がりになっているの驚きであった。歩いている人もほぼアメリカ人と韓国人で占められているような気がする。
またその反面, 韓国人が現地女性を妊娠させるも結婚や認知をせずに帰国してしまうことが社会問題化しているそうだ。


フィリピンでは首都をマニラからこの近郊の米軍基地跡地へと移転する計画がある。
既にキャパが一杯で人や自動車の交通量などをさばききれない状態が続くマニラの現状は地元の人間にも厳しすぎるようだ。