バルセロナの蚤の市へとやってきた。最寄りのGlories駅からは徒歩一分。目の前には路面電車も通る。
エンカンツの蚤の市と呼ばれ週に四日間市が開かれる。


このお洒落な建物内は二階構造となっており上が日用品、下がアンティーク系と大きく別れているようだ。
訪れている人々もかなり多く活気がある。(注:コロナ流行前に訪問)




基本的に値札はついておらず店主との価格交渉が必要な観光客には少しハードルの高い上級者向けか。それゆえに訪れているのも地元民がほとんどのようだ。
古そうなアンティークカメラも多数そろえている。
数々の観光スポットがあり観光客の多く訪れる都市バルセロナ。市内では観光客をターゲットとしたスリも多いが、かつてはここに観光客から盗まれたばかりのカメラが並べられて泥棒市とも称されたのだとか。


かなり年季のはいっていそうな古本や家具や絵画や食器やコインや雑貨などヴィンテージものが数えきれないほど床に並べられる。
モダンなデザインの建物とは対照的な売られている品物たち。


地元の人達は気になった商品の値段交渉にいそしむ。500以上もの店が入っているそうで、その始まりは14世紀に遡るのだとか。



ところかわりロープウェイを使ってモンジュイックの丘へと登る。



遠くにサグラダファミリアも見える。



モンジュイックの丘は1929年の万博を機に開発され、1992年のオリンピックではメイン会場となったエリア。




丘の頂上には18世紀後半に築かれた要塞がある。19世紀には獄舎としても使われ、政治犯も収容されていた。




カタルーニャ美術館もある。



こちらは世界遺産のサンパウ病院。


思わずため息の出るような美しい建物の外観。







さてさて、ところ変わって今度はバルセロナ名物ともいえるボケリア市場。
ここには美味しい地元食材が並び観光スポットの一つともなっているのだが、昼食を兼ねてここで友達と合流する。



中東から来たので豚肉が並ぶのが新鮮だ。何よりイベリア豚はここの名産である。



スペイン料理を代表する料理パエリアの昼食。色とりどりで食欲をそそるビジュアル。中東の地味な色合いの料理に慣れ親しんだ身としては見ているだけで楽しくなってくる。



市場の中の果物屋は単に果物として売るだけでなく、フルーツジュースとしても売ってくれるのが嬉しい。普段住む中東では地場の野菜果物がないだけに美味しく感じる。




地中海にも面するだけあって魚介類も豊富。肉・魚・果物・野菜あらゆる食材が市場では手に入る。