熊谷へ
2018年後半。埼玉県熊谷市にて全国ご当地うどんサミットが開催されたので行ってみた。
熊谷は小麦の生産量が多く小麦の聖地を標榜しているそうだ。


車で熊谷スポーツ文化公園へ到着するとそこには広大な敷地に相当お金をかけたであろうスポーツ施設がいくつも存在した。
この彩の国くまがやドームもその一つである。
その他にも陸上競技場とラグビー場が存在する。


うどんサミットに参加
ここを通過して, 反対側へ出るとそこにはうどんサミット会場が広がっていた。早速受付にてチケットを購入する。
うどん券の三枚綴りで1,200円であった。



先ずは前回2017年に優勝しているガマゴリうどんを食す。
流石に優勝しているだけあって納得の美味しさ。
具の種類が多いから飽きないし, あさりの出汁でつゆが一際上手い。
愛知県蒲郡市からやってきたご当地うどんである。蒲郡市が面している三河湾はあさり名産地だ。
このサミットでは3年連続開催した後は開催地が他の場所へと変わる仕組みだそうで2019年熊谷の後は蒲郡で開催された。とはいえ、コロナ期間中はやはり中止となっていたようだ。

気仙沼ふかひれうどん
宮城県気仙沼市はふかひれの産地である。コラーゲンが溶け出したあっさりした味付けのつゆであった。なんか凄い健康になった気がする。。



上州館林からは炙り牛釜玉
たっぷりの牛肉と館林の小麦で作られたうどん
食感さえ違っていたら牛丼と言われても気づかないかもしれない安心のお味


最後に長崎県五島列島からやってきた鯛味噌あごだしうどん
ところで日本三大うどんには諸説あるらしく, 讃岐うどん(香川), 稲庭うどん(秋田) は確定なのだそうだが, 後一つは水沢うどん(群馬), 五島うどん(長崎)など定まっていないのだ。
その起源は他のものより圧倒的に古く, 遣唐使が寄港していた時代8世紀頃に大陸から伝わったのだそうだ。つまりは, 日本に伝わっていったうどんの原型と言えるのだ。

ところで味はというと簡単に言えば生パスタ風だ。
麺はスパゲティのように細長く, つゆはほとんどないまぜ麺だ。

お腹もいっぱいになったところで周辺をブラブラ。
うどん店以外にも地元から沢山出店している。
目立っていたのはラグビー関連の宣伝。
ここ熊谷は2019年ラグビーワールドカップ会場なのだ。
高校ラグビーの聖地といえば有名なのは東大阪にある花園ラグビー場である。
一方で西の聖地, 冬の花園に対して, 東の聖地, 春の熊谷と言われてきたのがこの場所である。
ニュージーランド代表オールブラックスが試合前にやるハカのように試合前のウォークライの文化があるサモアもここで試合をやる予定だから, チケットをとれれば見てみたいものである。




ところでうどんサミットでは各店の前では地元の中高生ボランティアが客に声を掛けて売り込みしていた。
だから会場では沢山の客引きの声の掛け合いが聞こえてくる。
一番目立っていたのは埼玉県は鴻巣から出店していた超太麺の川幅うどんだろう。
面が太いから小顔効果でインスタ映えしますよーと客の呼び込みをしていて来場者の笑いをとっていたのだった。。。