屏東から鉄道を乗り継いで台湾製糖博物館の最寄り駅へとやってきた。電車賃は合計77元。


駅からはもう台糖の高い煙突が見えている。
歩いて向かっていくと途中には灯篭のようなものがあったりして興味深い。


そして台糖に到着。大きく糖の文字が正面ゲートにあしらわれている。


中の建物内には新渡戸稲造の胸像。
武士道を著したことで知られる新渡戸は農学研究者でもあり台湾総督府の後藤新平の招へいにより台湾での農学技師を務め, サトウキビの品種改良などを通じて台湾糖業発展の基礎を築いた。



かつて使われた秤などが展示されている。



敷地内には第二次世界大戦時の防空壕も敷地内にあった。中は思ったよりも天井が高くて圧迫感はそれほどない。



元工場。
観光コースとして使えるよう古いものを保存しながら歩くコースを設置したりと改造が施されている。


ポンプやタンク、配管が所狭しと設置されている。



工場内部の設備はかなり錆び付いている。当然ながら大きな機器の下には危ないため入ることはできない。
廃墟感もあるのだが、所々に最近設置されたのであろうマスコット人形が置かれていてほのぼのしてしまう。


天井のクレーンには安全第一の文字が刻まれている。
ベルトコンベヤー。



コントロールルームもかなり劣化が進んでいる。




中ではプロのモデル撮影も行われていた。
廃墟感があるのでPV撮影などにも使われているようだ。


所々安全や整理整頓などを促すスローガーンが掲載されていて少し日本的な要素も感じる。







糖業の企業にも関わらずガソリンスタンドまでやっているようだ。


かなりの高さの煙突。


敷地内には有名な太鼓チームの練習場もある。



列車が展示されているのはかつて製糖鉄道が台湾を走っていたからだそうだ。


最寄り駅まで歩いて戻る。


途中の肉まん屋に立ち寄り買い食いをした。