注目パビリオンの一つである中国館。外観は円柱型。


入り口に掲げられている漢字の案内文。
中に入ると大きな絵画。

水墨画に色を付けたような絵。
UAE首長との会談写真も飾ってあった。


中国館の展示の主流は宇宙がテーマのようだ。
円形のスペースで全角度に映像が映し出される。中国の宇宙開発技術力をアピールするような展示。



ロボット。
通路をらせん状に回りながら歩いて上の階へと登っていく。


漢字が壁に縦書きされていて近未来と伝統が混じりあった異様な雰囲気。


中国新幹線の運転体験コーナー。
ゲームに準じて部屋全体に投影される映像が動く仕組みのようだ。



更に上の階には最新技術エリア。
次世代コンセプトカーやスマートシティの展示が。



同フロアにはシネマもあり、定期的にシネマ上映を開催しているようだ。
最上フロアを終えて階段で下まで降りると目の前には中華レストランが。


さてところ変わって日本館。
ツアー制ということもありいつも大行列でこの時も40-50分待ちであった。


日本館に隣接するスシロー。
次回の万博が大阪だから在阪企業からの出店か。


日本と比べてもそん色ない味。



本館の方は長い行列を待って、やっと自分の順番が来ると案内されてイアフォンを配られる。


そしてスマホも配られた。
二階へとあがりツアーの最初に映像を鑑賞。どうやら配られたスマホが個人の行動により様々な反応をするようだ。また一人一人に特定の種類の花が割り当てられた。


自分の花はギンバイソウ。


建物の中へ入るとそこにはかなり大きな横画面の映像が映し出される。


日本の伝統文化や近代のポップカルチャーなどが映像になる。
足元の床にもまた映像が。


この部屋の最後には四季の扉が映し出され、自分の好きな季節へ進む選択が求められる。
他のパビリオンの多くが展示型なのに対して自分で能動的に行動を選択するというのは他にない面白い仕組みだ。


各四季のスクリーンに別々の映像が映り、それと共にスマホで表示されるフィーリングのイメージが変化していく。


しばらく鑑賞した後に進んだエリアは見立てのアイディアの部屋。


キーボードが高層ビルに見立てられた展示。
そしてその近くではコナンやワンピースやキャプテン翼の漫画も平積みに。これも高層ビルに見立てているようだ。


アラビア半島の伝統衣装であるカンドゥーラを砂漠に見立てた展示。


ハーモニカを超高層ビルに目立てたドバイ。
楽譜で表現された海の魚と魚群探知機を備えた漁船。


深海8000。
そしてガンダム。



とうもろこしロケット。



たこ焼きやお手玉の小宇宙。



クリップの森と工場。




見立ての部屋を後にして次の部屋へと進む。


今までの雰囲気とは打って変わってここは現代社会が抱える闇や社会問題の映像展示。


飢餓や貧困イメージが映し出された最後に映像が反転。
係員の指示に従って通路の逆側へと移動し反対側を見ると、そこが鏡となって映像が見られる。そして映像の中には鏡に映し出された自分達の姿。


自分たちが主体となり自分のことのように考えて問題を解決していかなければならないというメッセージのようだ。
更に次の部屋へと進む。



円形の部屋で所定の位置に立つと壁には自分の花が写される。
部屋の真ん中には球形の物体がありここにも映像がでる。




参加者一人一人に対して今までの選択や鑑賞していた展示物によりアバターが与えられる。そして自分が部屋の中で動くと、そのアバターがついてくる仕組み。




そのアバターが他の参加者と影響を及ぼしあい変化していく。



そして最後には霧で包まれた神秘的世界。
記憶が定かでないがあなたのアイディアが世界を変えるというようなメッセージだったと思う。


クライマックスを終えて次の部屋へ移るとそこは大阪万博の宣伝コーナー。
スマホを通じて個人の考える課題を共有したり人の課題に共感したりできる仕組みのようだ。






ドバイ万博では珍しく体験型の日本館は唯一無二の存在であった。
日本館はほとんどが白色で他のパビリオンと比べると昼間はかなり質素な見た目だが夜は月の光もあいまってライトアップで美しくなる。

それにしてもスシローは大人気なのかご飯時ともなると三時間待ち表示が当たり前となっている。



さて、次に韓国館。こちらの外観は万博でも話題のパビリオンの一つだ。美しい夜景。



日本館と同様にこちらもスマホが配られた。やはり展示方法の発想センスは日本と共通するものがあるのだろうか。自分のアバターが作られた。




中央のメインステージではK-pop starのような若い男性がBTSの曲に合わせてダンスやらテコンドーのパフォーマンスのようなことを行っている。






見学コースに沿って館内を見て回る構造。日本館ほどには体験型の設計となっていないが、何より夜景の美しさが素晴らしくこれだけでも十分に来る価値はありそうだ。









最後は寝なが見る縦型シアター。
実際に横になって鑑賞するととにかく縦に長い。






韓国館の夜の姿も美しいが、中国館も夜はライトショーをやるということで人気のパビリオンである。

最後にモンゴル館。こちらは独自建築ではなく通常の四角い建物中に入っている。


チンギスハンや乗馬の展示がメインのようだ。


全体的に東アジアパビリオンは日中韓と建築や夜景のアジア的な美しさ、そして体験型を含む質の高い展示が共通するものとして特徴的であった。
中国
・規 模:★★★
・美しさ:★★
・内 容:★★★
・人 気:★★★+
日本
・規 模:★★★
・美しさ:★★★
・内 容:★★★+
・人 気:★★
韓国
・規 模:★★★
・美しさ:★★★+
・内 容:★★★
・人 気:★★★