【運転手と大喧嘩してベトコンの住処へ】ベトナム縦断の旅ー後編ー

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Ho Chi Min City

空港に到着してバスで市内へ向かう。

ホーチミンでは空港から市内へ向かうバスが出ていて安い値段で済ます事ができる。

ベトナムは悪質なタクシー運転手が多いことで知られている。

ぼったくりで有名なので空港を出て声を掛けてくる人たちに着いていくのは止めておいた方が良いのだ。

バスのルートは下記の通り。

空港からバックパッカー街ビンタン市場など市内中心部を回ってくれる。

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ホーチミン像市庁舎の周りは夜中でも相変わらず人の熱気が凄かった。

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熱帯の人達は昼間暑いので, 涼しくなる夜から人が外へ繰り出す傾向にある。

一方で朝は朝で早くから通勤渋滞が発生していて, いつ寝ているのだろうかといつも不思議に思う。

翌日はベンタン市場軍事博物館など街中をブラブラしながらゆっくり過ごす。

途中で友達と別れて一人で行動していたのだが, ベトナムでは信頼できるタクシー会社と言われるビナサンタクシーに乗車した。

・・が, これが失敗であった。

実はタクシーはその会社の塗装を真似ていただけで, 白タクだったのだ。

メーターはついていたが, 桁が書かれていなかった

ベトナムでは通貨の価値が弱いために, メーターは全額表示ではなく横に×1,000 

と表示されていることが一般的。

しかし, そのタクシーにはその桁の記載がなかったので嫌な予感がした。

走り出してメーターが回り出してから今いくらだよなと聞いたところ相場通りの回答だったために, 一先ずその場で降りることはなく最後まで走ってもらった。

しかし, いざ到着して料金精算する段になって, メーター表示を直ぐに消して一桁足した金額を請求してきたのだ。

しかも自分を地理に明るくない一見さんだと勘違いしたのか, 途中に大分回り道をしていた。

当然ながらそれらを指摘して拒否したところ, 急に逆切れしだした。

しかも運転手が胸倉につかみかかってきたのだ。

まさか何の予兆もなく暴力に打って出るとは思わず驚いたが, 自分も要求された十倍の値段は出せなかった。

つかまれたままの状態で何度か落としどころを探ってみるのだが, この運転手は全然最初の要求から折れることがなかった。

今考えると運転中も挙動不審な言動が多くて, この運転手は薬物がきまっていたんじゃないかという気もしている。。。

結局相手は納得していなかったものの, 相場より高めぐらいの金を相手に押し付けてから隙を見てタクシーを勝手に降りて, その場を早歩きで去った。

途中で後ろから追いかけてくるんじゃないかと冷や冷やしたが, そこまではしてこなかったようで角を曲がってからやっと一息ついた。

今思うと最初タクシーをちゃんと確認せずに乗り込んだのが失敗であった。

この時以来, 海外では優良タクシー会社の偽装タクシーじゃないか気を付けて確認してから乗り込むようにしているし, 最近では料金トラブルが発生しえない配車アプリの有難みが身に染みている。

メコン川

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そして翌日, あらかじめ申し込んでおいたメコンデルタツアーへ参加。

地元の楽団の生歌を聞いたり, メコン川の川下りをしたり, ハンドクラフトのお土産制作を見学したりと盛りだくさんであった。

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ホーチミンではあまり感じないが, やはりメコンデルタはジャングルの中といった様子だ。ハロン湾とは正反対に視界はほとんど開けることはなく鬱蒼と生い茂る植物の合間を縫って進む。。

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宗教寺院へ

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またこの地方にある新興宗教の施設も見学したが, 相当に豪勢な建築物であった。

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ベトコンの秘密基地

そして何よりベトコンが拠点とした地下トンネルこそ今回の目玉であった。

エリアへの入り口には当時の巨大な大砲。

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地下トンネルの入り口はほぼ肩幅と同じで全く余裕がない。もちろん泥だらけになってしまう。

白人の女性は入るのに大分手こずっていた。

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トンネルの中は真っ暗で自分の肌で壁を感じながら進まなければならない。自分が地下にいたのはせいぜい5分, 10分だが, ベトナム戦争時の兵士達はこういった環境下で何日も過ごしていたその根性は恐ろしいものがある。

何よりそれを感じたのは米兵達であろう。

彼らにとってベトコンは幽霊のように神出鬼没に感じたのではないかと思う。

トンネルを抜けた先で上がった場所も地上から見るとそこに地下トンネルの出入り口があるとは到底気づけないような場所であった。

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自分にとってホーチミンはこれまでも道端で大学の友人とばったり遭遇したり, 滞在中に反中デモが発生したりと, 良くも悪くも奇跡的にイベントと遭遇する事が多い。 

しかし何と言っても今回のタクシー運転手とのトラブルはショッキングであり, 自分も油断して乗車してしまったのは悪かった,

道端の屋台で帰国前最後の美味しいブンボーフエをすすりながら, そう反省するのであった。

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