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今回は、UAEの祝日期間中に行ける安い航空券を探したところ、比較的安価にアブダビからギリシャへの直行便を発見したのでその旅行記。
航空会社はWizz Air。ハンガリー発のLCC。46カ国以上の国へ飛んでおり、ちょっと変わったマイナーな路線も網羅しているのが特徴。
ところで一度航空券を予約した後に同じ路線の異なる日付ではるかに安いチケットを発見。慌ててその航空券を購入した。支払いを終えたその直後携帯電話に届いた銀行からのメッセージを見て驚愕。
なんとユーロ€での金額表示にも関わらずUAEディルハムと勘違いして購入してしまったのだ。
電話をするなどして何とか交渉するも格安航空券だったために払い戻しは不可とのこと。結局は割高についてしまったが、あきらめてその旅程でギリシャ旅行をすることとなった。
アブダビ空港に到着。

アブダビ空港はトランジットで利用する利用客が多い空港で、出国後の空港内はそれなりに広いがアライバルやデパーチャーエリアは大きなカフェもなく、2022年当時では不便な空港であった。ただし経由して利用する客は沢山いるため様々な場所への飛行機が当時から就航していた。なお空港は2023年にリニューアルされたため、かなりの大規模施設となった。
当時のターミナル3は世界的に有名な航空会社であるエティハド航空のカウンターとなっており、Wizz Airなどそれ以外の航空会社はターミナル1となっていた。(2025年現在では全ての航空会社がターミナルAに集約。

ターミナル1は特に年末年始など南アジア系の労働者が多く利用して長大な行列を作る傾向があるので注意が必要だ。
アブダビ空港の免税はコロナの影響でこの2022年当時は閉まっていた。


アブダビ空港には空港会社とは別にカード会社のラウンジがあり、今回はそちらを利用して待機。混雑はしているが軽食と飲み物、デスクワークの環境が揃っている。


機内はこんな感じで至って普通。新しく、乗り心地も悪くない。飲食は全て有料でアルコールも販売。アブダビからサントリーニまでは4時間のフライト。
サントリーニ島は火山噴火でできたカルデラ地形が特徴的な島。現在でも活動を続ける活火山があり、近年では1950年に噴火した。1956年には大地震で街の大部分は崩壊し、現在の街並みはその後に再建されたもの。
エーゲ海には他にも多くの島が存在していますが、ここサントリーニが人気なのは険しい崖から見える絶景。死ぬまでに見たい景色に数えられるほど美しい島。白亜の壁とブルードームと呼ばれる建築物が崖一面に立ち並ぶ。


大きな町としてフィラとイアの二つがあり多くの観光客がこのどちらかに宿泊する。
交通の中心であるフィラはレストランやカフェ、お土産屋はもちろんのことクラブやナイトバーもかなりあり夜中はかなり賑やかな雰囲気で宿はイアよりは安価なので若者が多く集まる。
一方でイアは街並みは綺麗に整頓されており、レストランやバーも落ち着いた雰囲気で大人向けの場所。高級ホテルが立ち並び世界一美しいと言われる夕日の人気スポット。
今回は観光客の少ない穴場的スポットでもあるメガロホリやエンポリオといった小さな町も訪れた。


サントリーニ島に着いたのは現地時刻21:30頃。
空港は小さくて、入国審査も長蛇の列。飛行機ではマスクが義務付けられていたが、サントリーニに着くとほぼマスクしている人はいなく、入国審査でも特にコロナに関する書類提出はなかった。欧州ではコロナ規制が全廃されていて旅行しやすそうだ。
1日目はフィラに宿泊。遅い時間なのでタクシーで空港からフィラまで向かう予定だったが、空港到着出口前にフィラ行きのバスがちょうどよく停まっていた。どうやら観光客で賑わう夏は遅くまでバスが動いているようだ。だいたい15~30分に1本と話していた。バスはチケット制で現金しか使えないのであらかじめ小銭を用意しておく必要がある。


空港からフィラまでは1.6ユーロ。バスの入り口で若いお兄ちゃんがチケットを捌く。バス内では飲食禁止のため持っていたカフェラテは取り上げられた。


フィラに到着。ここはサントリーニ島各地へのバスが発着するターミナル。
インターネット上では明確に分からなかったバスの時刻表が張り出されているのでここで写真として記録しておき、後の計画の参考とする。



フィラからフェリーが発着する港まではフェリーの出発時刻と合わせているため毎日変わるのだそうだ。
バスターミナルから歩いて予約したホテルへと10分ほどかけて向かう。途中には早速名物のブルードームがみられた。


チェックイン後、歩いてフィラの中心部を散歩する。やはり崖になっている海沿いが最も夜景の美しい場所だ。



お腹が少し空いたので、軽食を探しに。レストランは23時には閉まるお店が多く、クレープ屋さんで野菜とベーコンのクレープを購入。UAEではあまり食べない久しぶりのベーコンが美味しいかった。



鉄板であつあつクレープを作ってくれる。想像以上にボリューミー。


遅い時間帯だったがまだオープンしているお土産屋さんもちらほら。そして沢山のナイトクラブやバーが並んでおり、激しい音楽をがんがん鳴らしているため賑やかすぎる雰囲気だ。夏休みで開放的になって騒いでいる大学生らしき集団を多数みかけた。

ぶらぶらしながら、ジェラートショップへ。真っ黒なジェラート。名前が「サントリーニ溶岩」
そしてホテルへの帰りに途中で見つけたパン屋で明日の朝ご飯を購入。



ギリシャのトラディショナルなほうれん草パイとベーコンパイを購入。


帰り道の夜景。