TBSからKL中心部へ
イポーにて飛び乗ったバスを走らせてクアラルンプール(KL)のバスターミナルへ到着。
流石にこれまで見たどのバスターミナルよりも大きくて近代的。
ArrivalとDepartureが分かれていたり, 出発先と時間を示した大きな電光掲示板が設置されていたり, 白を基調とした建築デザインになっているなどまるで空港のようである。


ここからモノレールでKL中心部へ。
久々に訪れるブキビンタンは相変わらず多くの人達で賑わっている。
ここの人達は昼間は殺人的な暑さとなるため, 涼しくなる夜中になってから外へ繰り出す人が多いのだ。


かつて毎日のように通い詰めたブキビンタンにある日本食屋, 『やしのみ』
以前の時とは店員が変わってしまったようだが, その美味しさは健在であった。



国営石油会社であるペトロナスのツインタワーは変わらずこの街のランドマーク。
マレーシア国内のマレー半島東岸やボルネオ島は産油地帯であり, 戦後これらの油田開発を基盤に発展したのがペトロナスである。
その会社が拠点を構えるKuala Lumpurは東南アジア地域における石油開発事業拠点として多くの関連企業が集積している。

ちなみにペトロナスタワーは写真にも出ているタワー1とタワー2が圧倒的に有名であるが, 小さなサイズのタワー3も実は隣に建っている。
・・・が誰にも気付いて貰えていない!笑
タワー1やタワー2と比べると小ぶりなため, 他の高層ビルに紛れてしまうのだ。
もっともタワー1とタワー2だって, どっちがどっちか分からないのだが。
KLの博物館
翌日ペトロナスタワーの下層階にあるペトロサインズを訪問。
ペトロナスが運営する科学博物館である。
入場はTDLのホーンテッドマンション的な乗り物で何故か入らなければならない。


中に入っていくと, サーモトモグラフィーや地震体験, 暴風体験など地球科学を中心とした体験学習施設が沢山ある。
細かくは写真撮っていないが半日くらいは潰せるであろう、とても大きな施設だ。
目玉はペトロナスが運営するだけあって石油の生産プラットフォーム施設だ。
ここではプラットフォームで働く作業員のつなぎを着る事ができたり, 石油掘削に使用する機器を触る事ができる。


上は石油を生産するための井戸。
下は地層サンプルを取得するための機器と掘削ビット。



現地青年・ムスリム女子達も石油開発現場作業員のコスプレを楽しんでいる。
下は船でやってきた人がプラットフォームに入るために乗ってクレーンで吊られる設備だ。


掘削用に使う堀管とそれを支える設備を使用する様子が模擬体験できる。
ここまでは一企業が開いているミュージアムだが, 次は国立博物館へと行く。
マレーシアの歴史を学べる施設となっていた。



かつて使われた鉱山機械や海洋航海用の大昔の船の模型。
ベトナムのホーチミンから始まった旅はいよいよ佳境を迎えて最終ゴールのシンガポールへ向かっていく。