【千夜一夜物語】UAE・オマーン陸路ドライブ旅1:陸路国境越えからシンドバット出航の港町

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とある年の年末。UAEから隣国オマーンへ中東ドライブへと旅立った。

車を飛ばすこと数時間。UAE・オマーン国境の町アルアインへとやってきた。

アルアインの市内中心部からすぐ近くに国境管理所がある。

あまり手続きについて詳しく下調べしていなかったが、UAEの出国において税金的なものを支払わされた。

オマーンへの入国はGCC(アラブ湾岸諸国)国籍のものは簡単に通過できるのだが、日本人は流石に国境管理所の事務所で正式な入国手続きが必要となる。

とはいえ、日本国籍が珍しいのか厚遇してくれて、特段の手続き費用等も要らず入国スタンプを押してくれた。

ルール上はオマーン国内での自動車保険が必要となるのだが、UAEで契約している保険がオマーンをもカバーしてくれるものだったため、新たに取得する必要はなかった。

車両の持ち物検査は完全に無人化されており、洗車マシーンのような機械の中を一台一台ゆっくりと通過することで自動でスキャンされるのみであった。

オマーン側に抜けると最初に現れるのが分岐の看板。一方で首都マスカット方向であり、もう一方は避暑地として域内で名を知られるニズワという町への方向である。UAE国内とは異なり看板に英語はなくアラビア語のみだ。

今回の旅ではニズワも訪れるのだが、先ずはマスカット方向へ。UAEほど道路が広く直線的に整備されているわけではないのだが、UAEとは違って山道っぽい道路が続くので運転としてはこちらの方が面白い。

UAEでは見かけることのないShellのガソリンスタンドがあった。UAEにおけるエネルギー開発ではShellの存在感は薄いが、オマーンにおいては大きな存在のようだ。

そんなこんなでオマーンを走ること数時間。

海岸沿いの港町ソハールへとやってきた。

ここは交通の要衝で有名ホテルチェーンも含めて大きなホテルが何個もある町。長時間ここまで運転してきたので今日はここで宿泊することに。

ホテルに荷物を置いてやってきたのは港の魚市場のすぐ横にあるこちらの海鮮系レストラン。

値段も手頃な価格帯で期待していなかったのだが、結構美味しくて驚いた。そういえばUAEでもオマーンの食材はよくスーパーに並んでおり、農業や水産業が豊かな国であることを実感した。

街で一番大きいと思われるモールへ。UAEのものと比べるとかなり小ぶりでローカル色が強かったが、お土産探しなどを楽しむ。

今晩はこちらのホテルへと宿泊。

実は当初別の安いホテルを予約していたのだが、雰囲気がかなり暗くて、部屋が汚く、シーツも汚れており、鍵もきちんと機能していなさそうでシャワーもお湯が出ないとトラブルだらけだったため、交渉して返金して貰い、比較的値段は張るがこちらのメルキュールホテルへと移動してきたのだった。

移動して正解でこちらでは快適な宿泊ができた。